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緊張型頭痛に効果的!?『テルネリン』

緊張型頭痛は、肩凝りや首凝りなどの筋肉が強張って血流が悪くなった結果、プロスタグランジンなどの痛み物質が生成されることによって起こります。

前述のロキソニンはプロスタグランジンの生成を阻害することによって緊張型頭痛を軽減する薬剤です。

ですが、これでは「筋肉が強張って血流が悪くなる」という症状の根本的解決にはなりません。
痛みは治まっても肩から首、後頭部にかけてのズーンとした重苦しい間隔、誰かが言っていた「まるで岩石を背負ったような」状態のままです。
これは血流が滞った状態が改善されないからです。
血流を促進してプロスタグランジンが発生しないようにすればこの状態から抜け出ることができます。

それでは血流を良くするにはどうすれば良いかと言う事になります。

そのためには肩・首・背中の筋肉の強張りを弛緩させればよろしい。

そのような作用の薬剤があるかと考えたら、たしか90年代に愛犬家のネットワークを介して筋弛緩薬を注射した事件がありました。
そこまで激烈な効き目は必要なくて、強張った筋肉を適度に弛緩させてくれれば良いのです。

そこでネットで筋弛緩薬を探してみると、期待通りの作用の薬剤が出てきました。

「筋弛緩薬は身体の凝った状態、痛みを軽減してくれます」と出ているではありませんか。
ただ先述ように市販薬はなく、処方薬だけのようです。

筋弛緩薬を利用している人のサイトを読むと、「吐気やめまいがするほどひどくなってしまった緊張型頭痛には病院での処方薬が一番効きます」と出ています、そして紹介されていた弛緩薬がテルネリンと言う薬剤です。

この薬剤は、スイスに本社のあるノバルティスファーマ株式会社が生産販売する処方薬です。
ジェネリクス薬として共和薬品工業のチザニジン錠がありますが、説明を見る限りはこれも処方薬のようです。
テルネリンは商品名で薬効成分はチアにジンといいます。

作用機序は、一口で言うと「脳から脊髄を通って筋肉へと命令が伝わる過程の遮断」と言うものです。

筋肉の収縮のメカニズムは、はじめに脳の各部位から「筋肉を緊張させろ」と言う命令が出ます。
命令は脊髄を中継して運動神経を通して筋肉へ伝達されます。

テルネリンは脊髄に作用することで筋肉を緊張させ続ける「過度の興奮」が伝達されないうように調節します。
この作用によって筋肉の緊張が抑制され、筋肉が弛緩する効果が現れます。

もっと詳しい説明はないのか、と言われそうですが、作用機序の一部始終を通しての説明が見つからず、断片的なものばかりでした。

ともあれ、これによって肩凝りや首凝り、そこから来る緊張型頭痛を緩和することができます。

効能については、添付文章では「疼痛を伴う頸肩腕症候群や腰痛症の改善に有効」って確かに日本語なんだけど、難解です。

疼痛は鈍い痛み。
頸肩腕症候群は首や肩、腕にかけての痛みや凝りなどの症状が起こっている状態です。
いわゆる肩凝りや首凝りのことです。
四十肩・五十肩の改善にも効果があります。
そして頸肩腕症候群が昂じた緊張型頭痛にも効果があるという事です。

筋肉が弛緩すると、激しい緊張状態から解放されます。
筋肉がダラーンとするようになって疼痛を緩和するのです。

筋弛緩薬の中でもテルネリン(チザニジン)は比較的強い作用を有する薬剤です。

即効性に優れ、服用してから1時間程度で効果がMAXになり、4~5時間ほど経つと徐々に効果が弱まっていきます。
朝食・昼食・夕食後に服用するのが良いようです。

上記のように、薬価が強い薬剤なだけに、その分だけ副作用が強いので注意しなければなりません。

副作用としては、筋肉の緊張がなくなるので、主に眠気やめまい、ふらつき、かすみ目、脱力感、倦怠感、食欲不振などの症状が見られます。
注意しなければならない重い副作用として、運動失調(複雑な動作や作業ができない事)、吐気、嘔吐、胸やけ、胃のもたれ、下痢、便秘、腹痛などが現れます。

処方薬なので、上記のような症状が出たら、必ず処方してくれた医師や薬剤師に相談してください。

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