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天気による偏頭痛の対処方法

「え!?天気が関係しているって、そんなの迷信じゃないの」と思うのが普通の反応だと思います。
ですが、そうも言い切れないのです。
私はサイクリングが趣味で様々な方とサイクリングをしてきました。
その中の少なくない人数が、サイクリング中に「頭が痛くなってきたからそろそろ雨が降るよ」と快晴にもかかわらず言い出して、それから1時間もしないうちに驟雨に襲われた、と言う事がありました。
徒然草に友にしたい人として「医者」などを挙げていますが、自転車乗りにとっては頭痛持ちこそ友に持ちたいと言う実感があります。

要するに、天気と頭痛にはレッキとした相関関係があと考えても差しつかえないと思います。

事実、「慢性疾患を持っている人への天気の影響度」と言うテーマでアンケート調査をした結果、頭痛持ちの中の30%以上の方が悪天候になると頭痛を感じているという事です。

さて、一口に頭痛と言っても大きく3つに分ける事ができます。

(1) 偏頭痛(2200万人)

週1回~月1回ほど発作的に現れ、ズキンズキンと痛みます。
女性の方が起こりやすく、年齢別患者数のピークは働き盛りの30~40代です。
痛みは数時間から数日続くと言われています。

(2) 緊張型頭痛(840万人)

ギューっと頭が締め付けられるような痛みがします。
ストレス、無理な姿勢や長時間のパソコンなど、筋肉の緊張が原因となって起こります。
原因はわかりやすいが、逆に原因をどうにかしないと毎日痛みが来ます。

(3) 群発頭痛(1万人)

1年に2・3回ではありますが、痛みが最もが激しい頭痛です。
眼球の後ろにある血管が炎症を起こすために起こる頭痛で、群発地震のように1度起こると数ヶ月にわたってほぼ毎日の同じ時刻に頭痛が起こります。

そうち天気に関係あるのは(1) の偏頭痛と(2) の緊張型頭痛です。

傘

(1) の偏頭痛の原因は、脳内の血管が拡張して周囲の神経を圧迫したり炎症を起こしたりするからです。
天気の悪化と気圧の低下は十分な相関関係があります。
気圧が下がると脳内の血管を抑えていた圧力も下がります。
同時に、自律神経のうちの副交感神経が活発になります。
気圧が下がると天気が悪くなり活動に適さない環境と言うことで「休息とエネルギー蓄積モード」に入るわけで、血管は血圧を下げるために拡張します。
その相乗効果で脳内の毛細血管が拡張し偏頭痛の発作が起こります。

(2) の緊張型頭痛は、強力な低気圧の接近にともなう急激な気圧の低下と気温低下によルストレスから体内にヒスタミンという物質が増えます。
このヒスタミンと言う物質は身体の表面の異物を排除するために働く物質で、過剰に分泌するとアレルギーや炎症反応をおこします。
これが自律神経のうちの交感神経を刺激します。
交感神経は「活動とエネルギー発散モード」をつかさどり、これが活発化すると血圧を上げるために血管が収縮します。
その結果血行が滞り、筋肉に酸素や養分が充分に届かず老廃物がたまります。
この状態が続くと発痛物質が生じて痛みを感じます。
そして痛みを感じると交感神経の活動がさらに活発になりさらに血管が収縮します。
下記に示すような悪循環です。

ストレス→交感神経活発化→血管収縮→血行障害→発痛物質→痛み→交感神経活発化→血管収縮→血行障害→発痛物質→痛み→交感神経活発化→血管収縮→(以下繰返し)

偏頭痛にせよ緊張型頭痛にせよ、天気の変化による頭痛のメカニズムは以上の通りです。

頭痛の対策ですが、頭痛の種類が違えば当然対策も定まってきます。

偏頭痛は血管の拡張が原因ですからそれを抑制するのが基本方針です。

最も手っ取り早いのが薬で抑えることです。

最近は頭痛持ちが増えてきたせいか薬局には頭痛薬が無数においてあります。
偏頭痛を抑える薬としては血管の拡張 を抑える「トリプタン製剤」です。
薬局の薬剤師と懐具合と相談して購入してください。
また、すでに頭痛薬を使用されている方で、頭痛が起こる前に服用しておこうとする方がいますが、これは薬物乱用へのスタート台に立った状態です。
「いつの間にか頭痛薬が効かなくなっている」という自覚のあるかたは病院の頭痛外来へ行くことをオススメします。

偏頭痛で痛む部分や首筋を冷やしましょう。

逆にシャワーや風呂は逆効果ですから避けてください。

珈琲・緑茶・紅茶に含まれるカフェインには血管の収縮作用があります。

ただし、カフェインの取り過ぎはもう一つの頭痛の原因になります。
何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」というものです。

偏頭痛の症状として光や音・臭いなどの刺激に過敏になることがあります。

そしてそれらの刺激が痛みを誘発します。
そのため刺激の少ない静かな暗い部屋でゆっくり休む事です。

緊張型頭痛の対策は筋肉の緊張を緩和するのが基本方針です。

  • ストレスを解消する
  • リラックスする
  • 体操をする
  • 筋肉の緊張をほぐす

最初の2つなど「言うに易く行うに難し」と言うものではありますが、自覚してそのように計らって行くことが重要です。
頭痛の原因になっているストレスや生活習慣を改善するだけで良くなることも珍しくありません。

偏頭痛を和らげてみませんか?

『偏頭痛はある程度専門的な治療にかかる必要がある』とこのサイトで述べていますが、実は偏頭痛を和らげる商品が出ているのも事実です。
完全に治るのは難しいのかもしれませんが、酷くなって動けなくなったり、吐き気を伴って苦しくなったりする前に、一度試してみる価値はあると思います。
いくつかおすすめの商品はあるのですが、いくつも紹介すると皆さんも混乱すると思いますので、このページでは、私が厳選した商品を紹介させていただきます。
それは、『ずきしらずの実』という商品です。

皆様の偏頭痛が少しでも和らぎますように。

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