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うつと心の病

こころの病と云っても心身症の様に体に症状が現れる場合と、うつ病の様に意気消沈と躁状態が交互叉は単発で現れる症状と色々存在します。
原因が年齢。性別、先天・後天性と種類は豊富ですが、他方、比較的新しい症状などには、画一性が認められていないケースも多々存在します。

大分類表

広汎性発達障害
  • (a)精神遅滞障害
  • (b)自閉症
  • (c)人格障害
  • (d)学習障害
  • (e)コミュニケーション障害
社会不適当群
  • (f)社会不適応症候群
  • (g)家族問題症候群
  • (h)心身症
物質依存症
  • (i)物質依存症
精神病
  • (j)統合失調症
  • (k)乖離障害
  • (l)気分障害(うつ病)
社会不安障害
  • (m)不安障害
  • (n)関係被害念慮(対人恐怖)
  • (o)注察念慮
  • (p)身体的欠陥への意識過剰
  • (q)社会的障害型
  • (r)強迫性障害
  • (s)行動障害型
  • (t)認知障害型
  • (u)心気的神経症
  • (v)その他の障害

小分類表

(a)精神遅滞障害
01軽度精神遅滞障害
02中程度精神遅滞障害
03重度度精神遅滞障害
04最重度度精神遅滞障害

原因と成る病気の後遺症の場合は最小限に症状を抑える事が可能です。
食事療法やホルモン置換法などの方法で進行を抑えられます。

(b)自閉症
01自閉症
02高機能自閉症
03アスペルガー症候群(高機能発達障害)

有効な薬はありません。
スキンシップを深め、常に話しかけるなどの対応する事により症状緩和が有効です

(c)人格障害
01分裂質人格障害
02情緒性人格障害
03恐怖性人格障害

確率された治療法はありません。
精神療法や抗不安剤、精神刺激薬など有効な場合も在ります。

(d)学習障害
01読字障害
02算数障害
03書字表出障害

教育を中心としたリハビリが有効です。
訓練に伴って脳内神経系のネットワークが広がり能力向上が期待できます。

(e)コミュニケーション障害
01音韻障害
02表出性言語障害
03受容性言語障害
04吃音賞(どもり)

主に言語療法が対応します。
但し無理な矯正は精神的悪影響の可能性があり結果的に逆効果に成る場合もあります。

(f)社会不適応症候群
01青い鳥症候群
自立できない青年に多い症状で周囲のサポートにより改善できます。
02出社拒否症候群
うつ病同様、繊細な人が罹患し易い傾向があります。質の良い対話や趣味を持つなどの対処療法が有効です。
03登校拒否症
安易な躾は逆効果です。背景にイジメなど根の深い問題が含まれている場合があります。専門家への相談と長い目で診る事が必用です。
04引篭り
10年以上の引篭りの回復は難しく、忠告に対して抵抗感も強いのが特徴です。叉何かを切っ掛けに回復するケースもあります。
05社会不適応症候群
自力での対処は難しく、専門家に相談が必要です。進行すると神経症、心身症、うつ病への症状進行の可能性もあります。
06五月病
一般的には精神的な修養で回復が可能です。友人などのサポートで回復するケースが多いと云われています。
07燃え尽き症候群
精神的、肉体的に休める必用が在ります。次に新たに目標を立てられる様、薬物療法も可能です。
(g)家族問題症候群
01親離れ子離れ不適応
02空き巣症候群
03夫(妻)在宅症候群

専門家の間でも心の病気であるか、寧ろ正常な反応(生理的欲求の反映)とに意見が割れていて結論は出ていません。

(h)心身症
01循環器系症状
02呼吸器系症状
03消化器系症状
04皮膚科系症状
05全身的症状

心理社会的な側面とが関与している可能性が高く、体と心の並行治療が必用です。

(i)物質性依存症
01アルコール依存症
02ガソリン依存症

本人の自覚無しには絶対に治りません。
アルコールの場合シアナマイドでの薬物治療も在りますが効果は期待出来ません。
断酒の会などのグループ治療法は薬物使用より有効です。

(j)統合失調型
01統合失調症
02分裂感情障害
03妄想性障害

基本的には薬物治療以外の方法でしか回復は望めません。 叉、この場合でも完治は不可の場合もあり、寛解状態の維持で打ち止めです。

(k)乖離障害
01解離性健忘
治療の有無に関係なく記憶の想起は在り得ます。 睡眠療法や精神療法が対応します。
02解離性遁走
数時間~数日で自然回復するケースが多いと言われます。 症状が重い場合は薬物・精神・睡眠療法が対応します。
03乖離性同一障害
睡眠・薬物療法で対応します。 多重人格性状態から自我再統合が目的に成ります。
04離人症性障害
抗不安薬で症状の緩和が主な対象法で明確な治療法はありません。 軽度の場合は自然に回復した症例が在ります。
(l)気分障害(うつ病)
01うつ病
薬物・認知行動療法が対応します。本人の気持ちの変化で効果を上げる症例が多いと言われます。
02双極性うつ病
薬物治療が一般的です。躁状態を本人は正常と勘違いするケースも多く、うつ病として治療される場合が少なく無く適切な治療が必用です。叉個人差が大きく薬の種類によって治療効果に変化を伴います。
03仮面うつ病
様々な身体的な不具合が生じます。原因がうつ病と本人が認知出来た場合、比較的回復は早いと云われます。叉再発率も低いのも特徴です。
04気分変調性障害
認知・認知行動慮法が対応します。本人の行動パターンの見直しが有効です。
05非定型うつ病
うつ状態への対応は薬物治療が有効です。仕事など活動的な環境に身を置く方が回復に有効な場合も在ります。
06季節性うつ病
薬物治療の他、決まった時間に起床し自然光・人口光問わず一時間ほど光にあたる習慣も有効です。
(m)不安障害
01全般性不安障害
02パニック障害
03広場障害
04乗り物恐怖
05過呼吸症候群
06閉所恐怖症
07高所恐怖症
01
薬物・力動的精神療法で対応します。
02~05
薬物療法と精神療法(行動療法・認知療法・認知行動療法)で対応します。
発作を伴う症状で重症の様に思えますが比較的治癒し易い症状です。
06~07
薬物療法と精神療法(行動療法・集団療法)で対応します。
その他、呼吸法やリラクゼーション法を導入する場合も在ります。
(n)関係被害念慮(対人恐怖)
日本人に多い症状です。
子の様な場合にSSRIが‘うつ病’以外に使用されるケースもあります。
重要な面接(局面)で動揺して体が言う事を効かない状態や海外では赤面障害、パーティー障害にも採用されています。
(o)注察念慮
01大勢の前での緊張
02目上の人への緊張
03一人や目下の人への緊張
04未知の人への接触不安
05知人との接触不安
06他者の視線恐怖
07同姓に対する緊張
08異性に対する緊張

薬物療法が主に採用される症状です。
しかし効果には個人差が大きく画一された治療の決定打が現在の所ありません。
薬物療法と精神療法(認知行動療法)との組合せが有効なケースも在ります。
叉民間療法など加わり医療法は混乱状態です。

(p)身体的欠陥への意識過剰
01大勢の前での赤面恐怖
02人前で字を書く時に震える
03人前で茶を出すとき震える
04自分の容姿や言動が人に不快感を与える事に緊張
05視線が相手に不快感にさせないかに緊張
06自分の体臭が他人の不快を与えないか緊張

治療に於ける状況は(o)注察念慮の場合と略同じで決定打はません。

(q)社会的障害型
01周囲に溶け込めない
02人前でおならをしないか緊張
03人前では尿意・頻尿に催す
04人前では便意に催す
05人前で発汗する事に恐怖
06人との会話で声が震える
07電話での会話が出来ない為の電話恐怖

治療に於ける状況は(o)注察念慮の場合と略同じで決定打はません。

(r)強迫性障害
治療に於ける状況は(o)注察念慮の場合と略同じで決定打はません。
(s)行動障害型
01不潔恐怖
02確認障害
03縁起障害
04ルール障害
05加害恐怖
06先端恐怖
07被害恐怖

治療に於ける状況は(o)注察念慮の場合と略同じで決定打はません。

(t)認知障害型
01認知儀式障害
02反芻障害
03雑念障害
04強迫性緩慢
05疫病恐怖

治療に於ける状況は(o)注察念慮の場合と略同じで決定打はません。

(u)心気的神経症
01不眠症
02胃腸不全感
03頭痛
04疼痛性障害
05心気性神経症
01~04
内臓などに問題があるのではなく心から生じている症状として医師は患者に理解してもらう必要があります。
その上で適切な薬物及び精神療法での対応に移行します。
05
多少神経症の傾向に近い症状で(冷や汗や・意気消沈などの軽症状が出ます)、個性の範疇を超えるモノではない為、敢て(神経症)として治癒に当たります。
(v)その他の障害
01動物恐怖
02外傷性ストレス障害(PTSD)
03拒食症(摂食障害)
04過食症(摂食障害)
01
薬物療法(抗不安薬・抗うつ薬・β遮断薬)・精神療法(呼吸法・リラクゼーション)で対応します。
02
薬物療法(抗うつ薬・抗てんかん薬・沈静剤・睡眠薬)・精神慮法(指示的精神療法・リラクゼーション・認知療法・暴露療法・睡眠療法・集団療法・家族療法)で対応します。
03~04
重度の場合は生命に影響する為、入院が必要に成るケースも有り得ます。
入院の間には精神・薬物療法の双方で対応します。

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