トップページ >>うつの色々な情報

うつの色々な情報

よく聞く『うつ』とは?

抑うつ症状が長期間持続した状態で軽い運動、気分転換、睡眠など試みても改善が見られない場合を一般的にうつ病と呼ばれます。

うつ病タイプ分類

現来タイプ
①身体因性うつ病
②内因性うつ病
  • ・双極制うつ病
  • ・単極性うつ病
  • ・対極性うつ病
③心因性うつ病
新しいタイプ
①大うつ病(メランコリー型)
②新型うつ病
①身体因性うつ病

発病要因が主に能血管障害・能腫瘍など能疾患に起因する病気です。
その他糖尿病や消化器不良などの症状から併発しながら発病するうつ病です。

②内陰性うつ病
先天性
遺伝的要因による発症と後天性:ストレス環境などによっても発病する特徴があり内因・外因の定義の分類が曖昧なタイプで診断に困難が予想され誤診も多いタイプのうつ病です。
双極制
ある特定な条件や期間には躁状態に成りその後、反動によりうつ状態に戻る症状で幾度も繰り返し発症します。
単極性
基本的にうつ症状だけで持続的な継続する症状
対極性
中年期に発病するうつ病。
③心因性うつ病

迷いやイライラなど長期間に亘って影響を及ぼし心身に消耗を負った結果に発病するうつ病です。
又、罹患者の無意識な内に抱く葛藤の積み重ねによる神経症性うつ病もこの分類に含まれます。
他方、例外として肉親に不幸があった場合など突発的に発症する場合も稀に在ります。

①大うつ病(メランコリー型)

発病以前の性格まで遡り抑うつ症状の持続期間で重軽ランク付けされる方法で判断されるうつ病です。

②新型うつ病

専門科の間でも病気なのか甘えや依存などの心の体質による症状なのか意見が分かれ暫定的な定義に留まっていて統一見解はありません。

躁鬱(そううつ)症状・(病)もよく聞きますよね

陰性時:疲労感・倦怠感・自らの無価値感・自傷行為などが主な症状です。
以前は「躁うつ病」として集合症状を有する精神疾患と定義されていました。
しかし現在は躁状態もうつの反動として位置付けされ、うつ病(内因性)の一症状の事を言います。

「うつ病」をシンプルに分類すると、躁状態とうつ状態を反復して現れる「双極性タイプ」や抑うつ状態のみの「大うつ病」とに分ける事が出来ます。

加えて双極性タイプにはⅠ型とⅡ型に分類できます。
Ⅰ型の特徴は躁と鬱の症状との境界が重なりコロコロと変わる表情が現れます。
他方、Ⅱ型の特徴は躁と鬱の間に一定期間の常態が確認できます。

Ⅰ型 Ⅱ型

又、双極性うつ 病で年間4回以上のサイクルで躁鬱パターンの現れる症状を「ラピッド・サイクラー」と呼びます。

ラピッド・サイクラー

さらに、抑うつ病もよくきくワードです。

発病の原因はストレス・体調不良(更年期障害・自律神経失調症・成人病など)で同症状が慢性化し心身に倦怠感が現れる症状で、何となく沈みがちな気分に支配されます。
双極性の場合は陰性症状に概ね相当します。

日本人の場合、全生涯を通しての罹患率は潜在者も含め25%程(4人に1人の割合)だと統計上言われます。
しかし殆どは病識を持たず罹患を自覚していないか、心の弱さを晒す事に抵抗を覚え受診を避けるケースの割合が他国と比較しても高いと言われます。

うつ研究が進むに従って症状にも多様性があり従来の枠組みでは必ずしも合致しないケースや既存説明のみでは合理性から乖離している症例が見られる様に成り、今日に於いても尚この傾向は継続中です。

専門科の間では発病への間口(頻度)の大きさから「心の風邪」と呼ばれる様に成り、現実にうつ病にも重・軽度と様々な症状が在ります。
しかし風邪の様な免疫による自然治癒はうつ病の場合は期待出来ず、回復・改善がスムーズに行く様に軽度な段階で(早期に)専門医へ出向き適切な診察・治療を受ける事が本来望まれます。

では、うつ病の原因は、いったい…

心因性
性格上、几帳面、真面目で楽天的な人が無理を押して疲労感の慢性化が原因に成ります。
一生懸命の反動で発症する「心の風邪」とも表現される事もあります。
身体因性
ストレスの蓄積や糖尿病や循環器・消化器系の不調・偏頭痛などで条件が重なれば誰にでも発症する病
内因性
先天的・後天的(薬物・劣悪環境)要因が原因で発症。

非安型うつ病って知っていますか?

非定型うつ病は別名「新型うつ病」とも呼ばれ、これまでの症状定義と逸脱した症状が現れる事が特徴です。
専門科の間でも病気なのか甘えや依存などの心の屈折による症状なのか意見が分かれ暫定的な定義に留まっていて統一見解は未だ存在しません。

症例

20~30歳代の比較的若い女性が罹患するケースが多く、パニック傷害・社会不安傷害・境界性人格障害・自律神経失調症等、複合的な症状の発症しその反面、睡眠や食欲には異常が確認されません。

診察結果

大概の場合、医師も判断出来ない事で且つ身体が危機的状況では無い為、自律神経失調症としてシンプルな誤診に頼るケースです。

原因

明確に証明されていませんが有力な仮説の一つとして、薬の副作用です。抗精神薬剤や抗うつ剤の誤認服用など挙げられています。

うつ病検査『チェックリスト』

A1 ここ最近2週間程、毎日1日中憂うつな気分。
A2 ここ最近2週間程、何もやりたくない気分。無価値観が支配し自・他問わず関心を失う。
A3 食事療法や制限をしている訳では無いのに体重が減少している。又は増加した。
体重変化の目安は ±5%/月。
A4 ここ最近2週間程、就寝時間に関して毎日の状況(下記の何れかに抵触する場合)
  • 朝まで寝付けない。
  • 深夜時間帯で目が覚める(又は起きる)。
  • 未明の時間帯に目が覚める。
  • 寝すぎ
A5 ここ最近2週間程、動作や会話が俊敏に対応し難い状態が毎日続く。又は焦燥感が募り暴言や強い口調に成ったり異常な早口に成ったり言動に異変を感じる。
A6 ここ最近2週間程、原因不明の倦怠感が増し気力が萎えて来る。
A7 ここ最近2週間程、略毎日に於いてこの世の中全般への絶望・無価値感、及び全存在に対しての罪悪感を覚える。(病気に成った事に対する自責はこの罪悪感には含まれない)
A8 ここ最近2週間程、毎日思考力・集中力が鈍る様な自覚を覚える。
A9 ここ最近2週間程、毎日亡くなることについて繰り返し思う様に成る。(単純に亡くなることへの恐怖と言った事柄は除く)
又自傷計画を立てようと試みる。(現実的で具体性が無くとも含まれる)
B ここ最近2週間程、心躍る様な出来事や気分爽快に成る活動は皆無に等しい状態。
A1~A9の所見から、うつ状態として判断される場合、合理的な理由なき気分爽快感は燥状態の可能性を示唆します。
C A1~A9の症状で生活や仕事の効率や質に何らかの影響を及ぼしている。又はA項目の症状で苦しく毎日を送っている。
D A1~A9の症状について、常時服用した薬による副作用、又はドラッグ・薬物乱用、生活習慣病による体調変化による発症とは異なる場合
E 身近な人(動物)が亡くなってしまった場合。Aの症状が約略60日間継続している。

重症状の場合、最低条件はA1又はA2のいずれかに該当し、A3~A9の内5以上の解答が当てはまります。
B~Eの全項目に該当します。
実際に上記アンケートから重症であると判断される人数は概ね2割程度です。

うつと仕事の関係

抑うつ状態の最大の敵は周囲の誤解であると言われます。
罹患者本人から十分な状況説明が無い場合、第3者からは単なる怠慢と勘繰られます。
特に社会生活を送る上に於いては致命的です。
うつ状態では能動的に説明する事自体、心の負担が大きく成り、陽性/正常の時など症状が比較的良好な機会を捉え事前に説明する事がマイナスには成りません。
又普段からの信頼関係構築がいざという時の一助に成ります。

人気の記事

病気一覧ページへ
アルツハイマー
アルツハイマーについて
アルツハイマーの症状について
アルツハイマーの原因について
アルツハイマーの原因について
アルツハイマーの対応について
若年性アルツハイマーについて
くも膜下出血
くも膜下出血について
くも膜下出血の予防について
くも膜下出血の原因について
くも膜下出血の症状について
くも膜下出血の治療について
くも膜下出血のその後について
くも膜下出血と脳の病気について
急性くも膜下出血について
外傷性くも膜下出血について
脳梗塞
脳梗塞について
脳梗塞の症状について
脳梗塞の原因について
脳梗塞の予防について
脳梗塞の治療について
若年性脳梗塞について
パーキンソン病
パーキンソン病について
パーキンソン病のリハビリテーションについて
パーキンソン病の原因について
パーキンソン病の初期症状について
パーキンソン病体操について
若年性パーキンソン病について
偏頭痛
偏頭痛について
偏頭痛の症状について
偏頭痛の原因について
偏頭痛の対処について
偏頭痛と食べ物について
慢性偏頭痛について
群発頭痛について
緊張性頭痛について
自律神経失調症
てんかん
てんかんについて
てんかんの症状
てんかんの原因
てんかんの対処
てんかんの治療
てんかんと年齢
てんかんの分類
動物のてんかん
統合失調症
うつ
緊張型頭痛
コミュニケーション障害
群発頭痛

免責事項

ページトップ