ミオクロニー発作とは筋の一部または筋肉群が瞬間的に不随意的な収縮によって起こる動きです。
大脳のてんかん性異常によって起こるタイプの発作です。
自分で意図せずに腕がピクンと動く症状、連続するとピクピク、ガクガクとなります。
持っているものを落としたり、コップの水がこぼれるくらいの強い動きです。
発作時間が１～２秒と短いために、全般発作でありながら自覚できることが多いです。
- ミオクロニー発作を持つてんかんとして下記の物があります。
- ２～５才くらいに発症するミオクロニー失立てんかん
- 7才前に発症するミオクロニー欠神てんかん
- 思春期・成人に発症する若年ミオクロニーてんかん
- ミオクロニー発作の種類として下記の物があります。
- 一瞬の筋肉の収縮語にもとの筋肉に元の状態に戻らず、続いて脱力するために倒れて頭をケガしやすい特徴を持つミオクロニー脱力発作
- 一瞬の筋肉収縮後に元の状態に戻らず、むしろ硬くなるミオクロニー強直発作
- 瞬きを繰り返す、まぶたがピクピク動く
- 眼瞼けいれん・単純性筋けいれん
- 目の周り、口元、頬がピクピク動く
- 片側顔面けいれん
- 顔のさまざまな筋肉がときどきピクッと動く
- チック
- 手足がときどきピクッピクッと動く
- 羽ばたき振戦
- 睡眠時、入眠時のピクツキ
- 入眠時ミオクローヌス
光の刺激（テレビ・映画・ゲーム等）がミオクロニーてんかんを誘発させてしまうこともあります。
この光の刺激とは、閃光や光の点滅を言います。
この刺激により、脳が刺激され発作を誘発してしまうのです。
- 予防策
- テレビは離れて見る
- 部屋を明るくする
- あまり凝視しない（我慢して見続けない・休憩させる）
お子さんに関しては、親がきちんと面倒を見てあげないといけませんね。
- テレビゲームを長時間プレイするのは避けましょう
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