トップページ >> てんかんの分類 >> ローランドてんかんとは

ローランドてんかん

ローランドてんかんは3~14才に発症し、予後が良好な特発性部分てんかんです。
発症のピークは5~8才で、発作は片側の口や目の周りがビクビクし始めて、続いて同じ側の手足もビクビクと動き始めます。
二次性全般化で全身けいれんに発展することがありますが、発作は睡眠中に起きることが多く、頻度も低いです。

薬で発作は抑えられやすく、思春期頃までには止まります。
発作の程度が軽い場合は薬を飲むことなく、自然に治ることも多いです。

子どもの特発性部分てんかんの中で、ローランドてんかんが半分以上です。
発症率は高いですが、発作時間が短く、発作の頻度は低い、一定の年齢時期になると自然に治ることから「良性小児てんかん」とも言われます。

ローランドてんかんは正式な病名は「中心・側頭部に棘波をもつ良性小児てんかん」といいます。
脳波検査をすると、ローランド発射という特徴のある波形があり、年齢によっては場所が移動していくことがあります。

発作は抑えられていても、異常脳波は遅くまで検出されます。
正常な知能や発達をしていくことが多く、一般的な生活に問題が出でくることは少ないです。
薬は飲まず、自然に発作の消失を選んだ場合にも、放っておかずに経過観察に通院は必要です。
異常脳波が残っていることで、知能に問題なくても、項目ごとによってはバラツキを残すことがあります。

小さな子どもがどちらを選ぶ判断は難しいので、親と医師との話し合いで決めていきます。

ローランドてんかんの原因

ローランドてんかんは、『特発性てんかん』に該当します。
特発性てんかんは、原因不明のてんかんのグループです。
逆に原因となる病気、脳の異常が原因で引き起こされるてんかんは、『症候性てんかん』と言います。

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