トップページ >> 自律神経失調症の症状【風邪・肩こり・痒み・胸痛・筋肉痛】

自律神経失調症の症状【風邪・肩こり・痒み・胸痛・筋肉痛】

自律神経失調症の症状『風邪』

自律神経失調症と非常に似た症状を表す病気の代表例が、”風邪”です。

特徴を挙げれば挙げるほど、微熱、身体のだるさ、頭痛など、風邪と自律神経失調症の症状が似ていることがわかります。
しかし、当然のことながらこの二つはまったく別の病気で、前者は菌による感染症、後者は神経症です。
ですので、治療のアプローチもまったく違ってきます。

風邪は菌による活動が収まればある程度自然に治りますが、後者は自律神経の機能が回復しないかぎり症状が軽快することはありません。
風邪のような症状がもうずいぶん長く続いている、というような状況は、風邪と自律神経失調症の判断の切り分けをする上で重要な判断要素となるでしょう。

なお、自律神経失調症を患っていてさらに風邪を引いた場合、風邪が治りにくいと感じる場合があるようです。
本来免疫の補助として作用する体温調節や交感・副交感神経の切り替えなどがうまくいっていないと考えると、これも不自然な話ではありません。
ただの風邪、と思っていたことが実は自律神経失調症という場合も考えられるため、症状が長期化している場合には慎重な判断が必要となるでしょう。

風邪
自律神経失調症と非常に似た症状を表す病気の代表例が『風邪』

自律神経失調症の症状『肩こり』

肩こりは、現代人の多くが悩まされる症状の一つです。
オフィスワークが中心の方にとっては切っても切れない縁にあると言っても過言ではないでしょう。

また、自律神経失調症の症状の一つとしても肩こりはその名前が挙げられます。
しかし、肩こりがあるからといってすべてが自律神経失調症と言えるわけではないため、肩こりがあるというだけで神経科や心療内科を訪れるという方は稀でしょう。

重要となるのは、肩こりの解消をするために色々と試したけれど、一向に改善されない。
その上、他に自律神経失調症の症状と思われるものがいくつか該当している。という点です。
肩こりそのもので自律神経失調症を判断するのではなく、判断材料の一つとして使うというわけです。

肩こりには色々な要因がありますが、自律神経失調症を患っていれば、神経症という根本を解決しない限りまた発症するでしょうから、これも判断材料となります。
こうした身体の小さな違和感を逃さずにチェックしていくことで、自律神経失調症の兆候を見出すことも可能でしょう。

肩こり
自律神経失調症の症状の一つとしても肩こりはその名前が挙げられます

自律神経失調症の症状『痒み』

人体が感じる痒みとは、突き詰めて考えると神経が感じる極めて微量な、”痛み”の感覚であると言われています。
痒みを感じるということは、その部分の神経が痛みとして反応しているということです。

頭や肌に痒みを感じた場合、多くは一度か二度爪でこすることで痒みは消失します。
しかし、とくに湿疹などが出ていないのにあちこちが痒い、同じ箇所が痒い、といった症状は、実は自律神経失調症の症状の一つと言われています。
これは、解りやすく砕けた言い方に直すと”神経過敏”となるでしょう。

肌などの体表部分が外部の刺激に対して過敏になっているため、ちょっとした刺激であっても痒みとして脳に伝えてしまい、その結果あちこちが痒いと感じます。
神経過敏は紛れもなく、神経の興奮を司る交感神経の動作が過剰であることを示していますから、自律神経失調症の症状といえます。

この場合、肌に対してクリームなどを塗ってもあまり効果は望めません。
肌そのものには異常がない場合がほとんどだからです。
ですので、神経の興奮を抑えることが先決です。
最近注目されているのは、アロマなどの香りによる神経の鎮静、あるいはお茶などの飲料による鎮静が作用するのではないかと言われています。

アロマ
最近注目されているのは、アロマなどの香りによる神経の鎮静があります。

自律神経失調症の症状『胸痛』

自律神経失調症を患う方が、胸痛(胸の痛み)を感じることがあります。

胸の表面に痛みを感じるというよりは、左胸、心臓がチクチクするような痛みと表現されることが多いようです。
このような痛みのことを”心臓神経症”と呼び、その名のとおり心臓周辺の神経痛です。
循環器科などで心蔵の検査を行っても、異常は発見されません。

他の神経症状のうち、痛みに共通する特徴と同様、心臓神経症は交感神経優位の状態で引き起こされる症状です。
そのため、副交感神経を適切に機能させることで解消しますが、そう簡単に副交感神経を優位にすることはできません。
まずは、この症状が出た場合には検査で異常がないことを確認し、心臓・胸痛に対してこれは神経痛であって、命に関わる痛みではない、という正しい理解をすること、痛みに対する不安を抑え、交感神経優位な状況を少しずつ改善していくことが必要となるでしょう。

自律神経失調症の症状『筋肉痛』

特に運動をしたり、筋肉に負荷がかかるような作業もしていないのに、なぜか筋肉痛に悩まされている、という症状は、自律神経失調症を患う方によく見られる症状です。

これも原因はシンプルに自律神経の機能不全と言えます。
通常、交感神経と副交感神経が交互に働き、筋肉を動かすときには交感神経が優位となって筋肉を使用し、休んでいるときには副交感神経が優位となって筋肉を休ませます。
これらは血流量や筋肉収縮によってその目的にあった動作をしているのですが、この神経の切り替えがうまくいかないために、使用された筋肉の休息がとれず、筋肉痛を引き起こすというわけです。

これらを解決するには、やはり自律神経のバランスを整えるほかありません。
外用薬や市販薬などでは根本解決が望めませんので、筋肉痛についても、受診時に医師に伝えておく必要があるでしょう。

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