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てんかんとは

てんかんは100万人に1人は持っており、割合としては高いほうです。
発作の種類や程度は

  • 意識を失うもの、失わないもの
  • 転倒するもの、転倒しないもの
  • けいれんするもの、けいれんしないもの

など一般的なイメージとは異なるパターンが多くあります。

てんかんの種類によって差がありますが、8割くらいは薬で発作が抑えられます。
薬では発作が治まらない難治性てんかんは手術によって7割くらい発作が消失したり、減ったりします。

発作のタイプによって、対処も変わります。
横になって気道を確保する、危険な場所から離れる、救急車を呼ぶ、何もせず見守るだけでいいなどがあります。

てんかんを持っているためにケガや事故の可能性があるため、やりたいことをやれない、やらせてもらえないという日常生活に様々な制限があります。
運転免許の取得は発作の状況によってできますが、不安をおそれて本人だけではなく、家族や周囲の人が警戒して、取らないという選択を余儀されることがあります。
てんかんがあるがゆえに、職業を選択する自由を制限されてしまうこともあります。

てんかんの方は、運転免許証を取得しないという選択も時には必要になります

患者さん自身や家族、周囲の人の理解があれば、怖がる必要はありません。
むしろ、知らないほうががよくありません。

てんかんの対応

自分の家族や友人が、突然意識を失ったり、けいれんを起こすことがあったら…。
てんかん発作は突然起こります。てんかん発作か起きた場合、周りの人はどのような対応をすれば良いのでしょうか?
それは、まず『気を落ち着かせ、冷静になること!』です。
てんかんの対応は冷静に適切な行動をすることが一番大切なのです。

『気を落ち着かせ、冷静になること!』

発作が起きると焦ってしまいあたふたしそうですが、通常の発作は、普通は1分~数分で発作はおさまります。
その後10~20分以内に意識が回復することが多いのでそのまま様子を見ていて大丈夫みたいです。
始まりが突然なら、必ず自然に終わるのがてんかん発作の特徴です。
そして、発作そのものが致命的になることは滅多にありません。
ただ、ここで注意点!一般的には上記のように発作は、じきにおさまるのですが、もし発作がおさまらなかった場合は、病院へ連れて行くことです。

てんかん発作の具体的対応

  • 危ない場所や人通りの多い場所で発作が起きた場合は、安全な場所へ移動します(危ない場所:車道、ストーブのそば、階段の踊り場、窓際、浴槽、プールサイド等)
  • 周囲に物がある場合は取り除き、発作によって物にぶつからないようにします
  • 呼吸をしやすいように、服のボタンを外し、ズボンのベルトをゆるめます(ネクタイを締めている場合はネクタイも緩めましょう)
  • 下あごを軽く上にあげましょう(少しあごを上にあげるだけで、舌を噛んでしまうリスクを軽減するためです)
  • 顔を横にします。(吐いてしまった場合、器官に詰まらないようにするため)
  • 熱が出ているときには、頭を冷やしあげましょう
  • すぐに救急車をよぶことはありません
  • 意識が回復したら、スポーツドリンクを飲ませてあげてください
    けいれん中は手足の筋肉が強く収縮するので、激しい運動をしたのと同じ状態になります。
    スポーツドリンクで、水分と電解質(ナトリウムなど)を補うことが望ましいです。

てんかん発作の時の注意点(してはいけないこと)

  • けいれんの最中は名前を呼んではいけません。
  • けいれんの最中は体を押さえたり揺さぶってはいけません。
  • けいれんの最中に口の中に指、タオル、スプーンなどを無理に突っ込んではいけません。

てんかんの人の気持ちを考える

てんかんの人はいつ発作が起きるか、不安と緊張を抱えて生活していることは言うまでもありません。
私はてんかんではないのですが、知人にてんかんの方がいます。その方とは3年くらいの付き合いになります。(※2014年現在)
私の目の前でてんかん発作が起きたことは無いのですが、私が聞いた話では、この3年間の間に5回以上は発作が起こっているそうです。
中には地下鉄で発作が起きてしまったりとか、家で発作が起き、気づいたら舌を噛み血だらけで、腰が痛いと思って病院に行くと骨折してたりと…。
いつも不安と戦って生活しています。
もっと周りの人がてんかんの知識を持ち、少しでもその方や、てんかんの方に役立てるよう、このサイトでてんかんの知識と理解を深めていきましょう。

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